ドス黒い。濃い一夜を終え、死にかけの四人。
そのまま気合いで、銀閣寺へ。
7時半着。開門8時半。
なんとか待つ。
いざ入ると銀閣寺は修復中(笑)しかし、風景や、苔、空気に癒しを受ける。
しかも御朱印帳を買いてくれたおばちゃんが、なぜか銀閣寺の二階部分に普段は有り、修復中のため、特別な部屋に安置された、仏を見させてあげると言う!
部屋に入った瞬間に鳥肌ビンビン。 やばかった。
八ツ橋買ったり、漬物買ったりして、銀閣寺を離れる。
ふらふらしていると、ナビに『妙心寺』の文字。
旅がタイトになると予想し、聖紅サンの激プッシュを抑えて諦めていた場所。
この寺には、どこから見ても目が合う、下り、上り、と表情を変える、12mもの『雲龍図』がある。
ガイドに連れられ、建物に入り、上を見上げた瞬間にぶっ飛んだ。まさに衝撃。驚愕。声が出なかった。
全てを喰らっていた。
ゆっくり見れなかったのが無念。
八月に何日か、解放日があるみたい。
絶対行く。みんな行こう。
価値観変わるよ。
構想3年、製作に五年。
俺らなんて、まだまだまだまだ。
最後に見た一体の仏様は、俺らの全てを包み込むかのような表情で、こちらを見てた。
そこからは、そのまま大阪に行くミツキさんを送り、わなかで激ウマタコ焼きを食い、旅の終わりに寂しさを引きずりながらも帰路へ着く。
久々に音楽以外の話しなんかしたり、今回の旅について話したり。
旅が終わりかけにさしかかった頃、奇跡は起きた。
高速から見る景色が、夕日に照らされ、黒ずんだ雨雲が綺麗に光る。
今までに見た事無い程、綺麗な、綺麗過ぎて、エグク、恐くなる程の空だった。
そこに向けて走るような、変な感覚になった。
色々な、本当に色々な思いが、一気に頭を駆け巡り、交錯し、無意識に異常な程の涙が溢れ出た。
多分二人にはバレてない(笑)
あんなに涙が出たのは本当に久しぶり。
人は常に痛みを負って生きてる。
たまには涙で流さなきゃいけんのかもね。
俺には何かを見て、聞いて、感じて、話して、共感したり共鳴出来る仲間が沢山居る。
最高に幸せな事だ。
この仲間と今のまま、ずっとやっていたい。
そのめにはするべき事は腐る程有る。
やるしかねー。
この旅でまた一層考えれた、少しは大きくなれた気がする。
全てよ。ありがとう。
龍
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